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ぼくたちのゆたか

会 期 2022年2月 11日(金) - 2022年2月27日(日)

    〈2月16日・24日休み〉

時 間 13:00 - 19:00

場 所 NEW PURE+ Website

    541-0047  大阪市中央区淡路町1-1-4

料 金 入場無料

関西では初となる北林みなみの個展を開催します。


北林は幼少期に異国で経験した孤独感、疎外感を軸に、自身を取り巻く世界のスケールや他者・他生物との関わりについて、描き続けている作家です。

北林は2020 年のパンデミックを滞在先のインドネシアで経験した後、2021 年に日本に帰国しました。今回の個展では、作家がこの1年間日常の中で感じた様々な“ゆたか”について、作品を発表します。
 

“この世界は様々な豊かさで溢れています。あの国に、この街に、あの村に、それぞれの日常の中に、それぞれの豊かさがあります。この2年間で、生活の中に溢れているささやかな豊かさは、脆く、社会の濁流に、あっという間に掻き消されてしまうものだと知りました。

わたしはこの1年間、都市の片隅の小さなアパートで、絵と共に淡々と日々を繰り返しました。

それは、孤独な旅のようでした。

絵を描くとき、わたしは暗闇の中をひたすら進んでいくような気分でいます。出来るだけ深い場所へ、ひとりぼっちで走っていきます。

その先で、時々、気まぐれに小さな光に出会います。

 

それは単調な日常の中に潜む、微かな光に似ていました。

庭の花が咲いたり、電車の窓から見えた夕焼けが綺麗だったり、暖かい鍋を友人と囲んだときに感じるような、ささやかな喜びや安心に似ていました。

 

その小さな豆電球のような光は、世界を明るく照らすことはできません。

しかし、その灯がひとつあれば、わたしはこれからも生きていける、と思うのです。“

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会場では作品・zineの販売も行います。

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